【第108回】福井で株主優待生活!!役に立つ優待まとめ

日本の個別株を保有していると銘柄によっては株主優待をもらうことができます。

株主優待だけで生活する桐谷さんはあまりにも有名ですね。

桐谷さん 日本経済新聞からの引用

ただ、株式市場としては日本だけがやっているもので世界的に見れば賛否両論ある制度です。

日本に住所をもたない外国人投資家やETFとして間接的に保有している投資家にはこの優待を使う権利がないからですね。

でもまぁせっかく日本に生まれて生活しているのであればこの制度をうまく生かして生活費を下げられたら最高ですよね。

今回は福井で生活するならこんな銘柄をもつとこんな優待がもらえるよっていう紹介をしていこうと思います。

この記事を読むべき人
  • 配当生活に興味がある人
  • 株主優待について知りたい人
  • 福井県で株式投資をしている人

目次

株主優待とは

企業が株主に対して行うプレゼントのようなもので、だいたいが自社サービスの利用券や無料券であることが多いです。

ただ、銘柄によってはQUOカードのようなほとんど現金みたいなものを配ったりする場合もあります。

株主優待のメリット

  • 優待サービスを利用して節約ができる
  • 株価が上がれば投資額以上になる
  • 配当よりも利回りが高め

株主優待のデメリット

  • 会社の業績によって突然、優待がなくなる可能性がある
  • 株価が下がれば元本割れする可能性がある
  • ETFで保有していると優待はもらえない
  • 少なくとも1単元(100株)以上保有しなければならないため投資元本が必要

株主優待を得るためには

ではこの優待の権利を得るには、【権利確定日】と呼ばれる日にその銘柄を保有していることが条件となります。

逆に言えばその日以外は保有していなくても、もらえるということになるわけですね。

ただし非常に重要な注意点を押さえておく必要があります。

それは権利確定日に購入しても株主優待は貰えない点です。

どういうこと?っていう疑問が浮かぶとは思いますが解説しましょう。

証券会社で株式の購入の注文を行うとリアルタイムで保有されているように表示されています。

しかし、実際に株主としてのその会社に名簿の登録がされるのは3営業日後というタイムラグが発生します。

3営業日の仕組み

これはもうそういうもんだと覚えておいてほしいです。ファイナンシャルプランナーの試験にも出てくる重要な知識ですのでコレを機会に覚えておきましょう。

このため、権利確定日の3営業日前には購入をしておきましょう。この日のことを権利付最終日と言います。

紹介する株主優待は最低単元を保有した場合を紹介しますのでご注意ください。

ハチバン

式会社ハチバンからの引用

北陸地方では知らない人はいない8番ラーメンを主体として飲食店を運営している企業です。

県外の方からは「コレはラーメンじゃない!うどんだよ!」とかなり痛烈な指摘もありますが(笑

福井で暮らす人にとっては慣れ親しんだ味ではないでしょうか。

また、本社が石川県にあることもあり株主総会も金沢市で行われます。

これに参加するとお土産に冷麺の生麺パックをいただけるので近い人は参加しましょう。

優待の頻度年2回
優待内容商品券2,500円分
権利確定日3月及び9月の20日
おすすめ度314,000円程度

クスリのアオキ

こちらもハチバンと同じく石川県を本社に置く、ドラッグストアくすりのアオキを運営する企業です。

首都圏ではあり得ないかもしれませんが、北陸のドラッグストアには医薬品だけでなく、生鮮食品まで取り扱っていてもはや大型スーパーと化しています。

その中でもすごい勢いで伸びているのがここです。

優待の頻度 年1回
優待内容 会計時5%OFF or カタログギフト2,000円相当
権利確定日 5月20日
必要な資金の目安 673,000円程度

ゼンショー

ゼンショーホールディングスはすき家をはじめ多くの飲食チェーン店を運営している企業です。

お店が多いので福井でも使える幅が広く使い勝手がいいですね。

主な系列店一覧 公式サイトからの引用
優待の頻度 年2回
優待内容 商品券1,000円分
権利確定日 3月及び9月の最終日
必要な資金の目安 273,400円程度

コロワイド

福井ではアトムグループ、大戸屋を展開している飲食チェーンの企業です。

ここは優待獲得のための条件が500株からと少しハードルが高いですが、還元率もやや高めです。

コロワイドのグループ一覧 公式サイトより引用
優待の頻度 年2回
優待内容 20,000円分のポイント
権利確定日 3月及び9月の最終日
必要な資金の目安 855,500円程度

アトム

ここはコロワイドの傘下に入っていますが、アトムとしても上場しています。

海鮮アトムは福井県内に結構ありますのでここを無料で利用できるのは嬉しいですね。

優待の頻度 年2回
優待内容 2,000円分のポイント
権利確定日 3月及び9月の最終日
必要な資金の目安 76,100円程度

マクドナルド

全世界どこにいっても同じ味、それがマクドナルド。日本国籍で上場しており年2回バリューセット2つが無料にできる優待券をもらうことができます。

業績も非常に良いためおすすめの株主優待となってます。

優待の頻度 年2回
優待内容 バリューセット2つ分
権利確定日 6月及び12月の最終日
必要な資金の目安 490,500円程度

吉野家

牛丼チェーン店吉野家を運営する企業です。早い安いうまいの3拍子揃った優秀なお店ですね。

優待の頻度 年2回
優待内容 2,000円分の商品券
権利確定日 2月及び8月の最終日
必要な資金の目安 232,500円程度

スギホールディングス

近年北陸エリアに進出してきた大手ドラッグストアです。

こちらもコロナ禍を機に一気に業績を伸ばしてきている企業です。

優待の頻度 年1回
優待内容 3,000円分の商品券
権利確定日 2月の最終日
必要な資金の目安 642,000円程度

トリドール

主に丸亀製麺を運営する企業です。お店の中で麺打ちを行っており、比較的低価格でめちゃくちゃ美味しいうどんを味わうことができます。

福井には関連企業が丸亀製麺しかないため、ここでしか使えませんが美味しいし結構どこにでもあるからいいですね。

優待の頻度 年2回
優待内容 3,000円分の商品券
権利確定日 3月及び9月の最終日
必要な資金の目安 241,400円程度

ダスキン

清掃会社ダスキンやミスタードーナツを運営する企業です。ミスタードーナツも福井県内に多くあり皆から愛される企業ですね。

優待の頻度 年2回
優待内容 1,000円分の商品券
権利確定日 3月及び9月の最終日
必要な資金の目安 275,200円程度

ヤマダHD

最近は家電以外でもリフォーム事業にも進出してきている印象です。

優待の頻度 年2回
優待内容 1,500円分の商品券
権利確定日 3月及び9月の最終日
必要な資金の目安 39,500円程度

くら寿司

寿司チェーンくら寿司を運営する企業です。

ここは船で取れた魚を丸ごと購入することでコストをかけずに仕入れを行うことで低価格でお寿司を提供できています。

ちなみにその主な漁港が福井県の鷹巣漁港で、その漁港にはくら寿司が保有する生簀もあります。

このため福井県民は一番お得に新鮮なお寿司を味わえるのです。

優待の頻度 年1回
優待内容 2,500円分の商品券
権利確定日 4月の最終日
必要な資金の目安 382,000円程度

全部保有するとどれくらい資産が必要?

実際にこれらの銘柄をすべて購入した場合どれくらいの金額になるのでしょうか?

2022年2月25日の終値での計算だと合計で3,725,100円が必要で、これによって得られる優待による合計金額は73,500円でした。(マクドナルドの優待は除いてます)

このときの利回りは2.05%で優待としては割と低めの水準になります。

ただし、配当金を含めるともう少し水準は上がります。

全ての銘柄を保有すると?
  • 必要元本は約3,725,100円(2022/2/25の終値)
  • 優待による利回り2.05%(マクドナルドの優待は除く)
    ※配当金は考慮していない

おすすめの銘柄3選

こんなに投資元本なんか用意できないよーー!それでも優待もらってみたいよ!っていう人もいると思います。

そこでコレだけは長期で持っててもキャピタルもインカムも期待できそうな企業を紹介しましょう。

マクドナルド

さすが全世界に名を馳せる大企業です。

売上高、ROE、自己資本比率それぞれが文句なしで高水準です。

いつ買ってもキャピタルゲインが取れそうなくらい魅力ある財務になっていると感じました。

日本マクドナルドの財務諸表
日本マクドナルドの財務
  • 売上高ほぼ横ばい
  • 自己資本比率75%
  • ROE11%

ダスキン

個人的にミスタードーナツが好きってのもあります。

ちゃんと財務もしっかりしていて、自己資本比率が高いため、持続可能だと考えています。

ただし、ROEが低いのげ会社としての成長があまり見込めないことになります

つまり、株価の値上がりはそこまで期待できないと判断されるため注意は必要です。

ダスキンの財務諸表
ダスキンの財務
  • 売上高ほぼ横ばい
  • 自己資本比率70%以上
  • ROE4.78%

くら寿司

やっぱり福井で生活するなら寿司も欲しいですね。その中で一番財務が優良なのは郡を抜いてくら寿司だと思います。

コロナ禍にもかかわらず利益は減らしたものの売上高はしっかりと伸ばしたとう点が評価できましたね。

現在は順調に右肩上がりに利益も伸ばしていますね。

くら寿司の財務諸表
くら寿司の財務
  • 売上高右肩あがり
  • 自己資本比率48%
  • ROE5.97%

はるさめ
優待券を使ってタダで食べるものほどおいしいものはないですね。

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