- 配当金生活について詳しく知りたい
- どんな銘柄を買えば良いかわからない
- 銘柄の選び方がわかならい
目次
配当生活とは
配当生活とはズバリ、株を保有することでもらえる配当金によって生活費をまかなうことをいいます。
配当金は働かなくても得られる収入になるため、配当金が生活費を上回ることで完全に働かなくても良い状態、いわゆるFIREが達成されるわけですね。
ただ、最近の傾向では完全に生活費を上回るFAT FIRE(ファットファイア)よりも生活費のせめて半分を配当金でまかなうSIDE FIRE(サイドファイア)にも注目が高まっています。
SIDE FIREのメリットは達成までが比較的容易なこと、お金のために無理に自分の嫌な仕事をする必要がないという点です。
ではこの生活を始めるにはどうしたらいいのでしょうか?
配当生活を始めるには
もちろん、株を買えー‼︎ってだけなんですが、それだとブログの意味ないですね。
そこで基本的にこのルールを守っていくことで、配当生活を早く実現できると私は考えています。
- 高配当銘柄を購入して効率よく配当金を受け取る必要がある
- 高配当銘柄の目安は配当利回り3.5%以上(自分の場合)
この配当利回りというのは1年間にもらえる配当金/現在の株価で計算されます。
良い配当銘柄と悪い配当銘柄
ただ高配当銘柄といってひとくちに利回りが高いだけの株を買ってはゼッタイにいけません。
なぜなら昔話に良いおじいさんと悪いおじいさんがいるように、配当銘柄にもいるのです。
良い配当銘柄
良いおじいさんは人柄もよく、正義感に溢れ人からも信頼され、結果お金持ちになります。
それと同じように会社の業績が良く、株価も右肩上がりで配当金は毎年必ず分配し、しかも年々上昇していくのです。
悪い配当銘柄
一方で悪いおじいさんは性格が悪く、自分だけが徳をしようと悪巧みをして、結果人から嫌われてしまいます。
同様に、会社の業績が悪く、株価が下落することで計算上(分母が現在の株価だから)あたかも配当利回りが高く見えしまう企業です。
よい配当銘柄を見極めよう
では実際に良い配当銘柄をどうやって見極めていくかを紹介していきます。
ただ自分の投資スタイルというのもあるのですが、高配当銘柄の買い方には大きく米国株と日本株に分けて考える必要があります。
私自身の投資スタイルがこの二刀流スタイルなので詳しく解説していきましょう!
米国株の場合
米国の場合はぶっちゃけほとんど何にも考えずに、購入だけしてあとは放置しておくだけでいいよっていう銘柄が存在します。
それがETFです。なんだそれって思うかもしれませんが、要するに株式会社のつめあわせです。
米国3大高配当ETF
まずは超有名な、通称「御三家」と呼ばれる米国高配当ETFの紹介です。
ポケモン初心者はヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネから最初のポケモンを選択するように、投資初心者はここから選択すると良いでしょう。
全米株式の配当利回りが高い銘柄約400社のつめあわせ | |
VYM |
直近配当利回り2.82%(2022/1/28現在) |
経費率0.06% |
S&P500の配当利回りが高い銘柄上位80銘柄を均等につめあわせ | |
SPYD | 直近配当利回り3.45%(1月28日現在) |
経費率0.06% |
全米株式の財務健全な企業上位75銘柄のつめあわせ | |
HDV |
直近配当利回り3.47%(2022/1/28現在) |
経費率0.08% |
リスク高めの高配当ETF
つぎに紹介するのはかなりリスクが高めの高配当ETFです。
こちらは上級者向けです。御三家の場合はそれ1つだけの保有でも全然おすすめできます。
しかし、これらのETFは基本おすすめしません。高配当だからと決して惑わされないように注意喚起のために紹介しています。
暴落の危険性や配当利回りが急に増減することで安心した配当生活はできないと思います。
QYLD | ナスダック100先行指数のカバードコール取引 | 直近配当利回り14.23%(2022/1/28現在) |
SDIV | 全世界における配当利回り上位100銘柄の企業に投資 | 直近配当利回り8.96%(2022/1/28現在) |
SRET | 全世界における配当利回り上位30銘柄のREITに投資 | 直近配当利回り6.69%(2022/1/28現在) |
QYLDが特に注意が必要で、QYLDは専門用語でカバードコール取引を行い得られた利益を分配するETFです。
カバードコールとは簡単にいうと株を【決まった値段で買うことができる割引券】に価格をつけて取引することを言います。
1パック200円の卵を半額で何個でも買うことができる割引券があったら多少のお金を出してもその割引券が欲しいですよね。
リスク低めの高配当ETF
次は高配当とまでは呼ぶべきか微妙なところではありますが、株式よりも安定した債券ETFの紹介です。
年齢が高めの方は株式の価格変動リスクの影響を避けるためにポートフォリオの1部にLQDを組み入れるのがおすすめかなと思っています。
AGG | 米国投資適格国債のつめあわせ | 直近配当利回り1.81%(2022/1/28現在 |
LQD | 米国投資適格社債のつめあわせ | 直近配当利回り2.39%(2022/1/28現在 |
日本株の場合
では日本株式の場合はどうでしょうか。
一応日経平均225に組み入れされている銘柄の高配当ETFも存在しますが、ゴミ銘柄が結構多いためおすすめしてないです。
このため基本的にオリジナルでポートフォリオを作る必要があります。
財務諸表を読み解こう
オリジナルポートフォリオを作るには、会社の成績表とも言える財務諸表をきちんと読み取れるようになる必要があります。
まずは楽天証券のスーパーサーチで配当利回りとROE、自己資本比率を検索条件として検索を行いましょう。
次にIRBANKで営業利益が毎年右肩上がりか、配当性向が適切かを確認しましょう。
要するにIRBANKを使うことで現在だけでなく過去もきちんと高配当銘柄になっているかを確認する必要があるということです。
- 営業利益が右肩上がり:ちゃんと売れてる
- ROEが10%以上:資金を上手に活用できてる
- 自己資本比率50%以上:配当を出す体力がある
- 配当利回り3.5%以上:配当をたくさん出している
- 配当性向:利益から配当を出しているかがわかる
- 配当額:毎年維持もしくは増加している
米国高配当株式のメリットとデメリット
- 購入できるETFの種類が多い
- 御三家(VYM,SPYD,HDV)では配当だけでなく値上がりも期待できる
- メンテナンスの必要がない
- 維持管理費が安い
- 為替変動のリスクを受ける
- ドルに変える際に手数料がかかる
- 現地の税金が引かれるため実利回りがさがる
- 利回りを上げるためには外国税額控除を受ける必要がある
日本高配当株式のメリットとデメリット
- 日本円で受け取りことができる
- 配当控除を利用することができる
- 銘柄によっては株主優待もある
- 管理費用は自分でするためかからない
- 外国税がかからないため利回りが高くなりやすい
- 1銘柄ずつ選定をする必要がある
- メンテナンスを自分で行う必要がある
- 楽天証券では1単元(100株単位)でしか購入できないため、元手が必要