【第21回】投資の敵は身内?

投資を行うにあたって一番必要なのは投資資金です。

投資によるメリットを大きくさせるには原資が必要です。

投資をしている人で結婚して共働きの人にお聞きしたいことがあります

2人のお財布は共有ですか別々ですか?

別々の場合、投資という面では非常に出遅れることになります。

投資資金は多い方が勝ちやすい

ちょっと極端な例で比べてみましょう。

投資元本が100万円の投資家が1年間の株式の売買で30%の利回りを出すことができました。

この場合に増えた金額は30万円になりますね。

一方で投資元本が1億円の投資家が一括で株式の買いを行い配当金のみを受取り1%の利回りしか出せませんでした。

この時に増えた金額は100万円になりますね。

利回りの成績は明らかに前者が優れているにもかかわらず増えた金額は後者の方になってしまいました。

正直当たり前じゃんかというツッコミが来そうなのですがこれが投資の真理なのです。

投資でしっかりとリターンを得たいならば投資元本を増やすしかないのです。

投資元本さえたくさんあれば割と下手くそな運用でも他者よりも大きな利益を生み出す可能性が高いのです。

そのためにも夫婦共働きの場合は家計の管理は一元化すべきなのです。

一元化へのハードル

簡単に一元化すべき!!と言いますが実際はそんなに簡単なものではありません

お金の管理はたとえ夫婦であったとしてもシビアな問題です

そもそも家計を別々にしている人ほど、自分で稼いだお金は自分で管理したいと思っているはずです

その考えを改めてほしいと説得するのは非常にエネルギーのいることなのです

自分の身の回りの人にも投資を始めたものの妻の理解が得られなくて投資資金をあまり用意できないという話も聞きます

あまり強く言いすぎると夫婦仲自体も悪くなりかねないし投資の話題すらも口にできない関係になってしまう恐れがあります。

これでは投資を始めたものの、全く投資額を増やすことができず夫や妻に黙って運用し

少ない資金で少額しか増やすことしかできず、一体自分はこんな少額の利益のために何をやっているんだと思ってしまうという悪循環に入ってしまいます。

逆に言えば夫婦仲さえ良ければ2人の稼ぎで投資資金を大きくして運用することができ

1人で運用するよりも2倍以上のスピードで目標額まで資産運用ができるのです。

夫婦で運用することのメリット

夫婦の収入と支出を一緒に考えてしまうことは非常にメリットが大きいです。

下の表は国の家計消費状況調査の結果を2017年のみ抽出したものになります。

単身者の生活費に対して、2人以上世帯の月あたりの平均支出額を比較すると支出額は約1.75倍になっています。

仮に夫婦の収入が一緒だった場合収入は倍になったにもかかわらず固定費は2倍にならないとなると貯金もしやすくなるし投資資金が増えることは必然なのです。

2017年世帯別の月当たり平均支出額 家計消費状況調査より独自に作成
単身世帯 2人以上世帯
161,623円 283,027円

夫婦とは

ニーチェ
夫婦とは長い会話である

これは哲学者ニーチェの言葉です。

これを聞いた人はこの言葉の意味をどのように感じるのでしょうか。

あくまで私見にはなりますが述べさせていただきます。

夫婦とは会話を通じてその人が生まれ育って形成された価値観を理解する必要があるという意味が込められていると思っています。

私の本業の医療業界ではこのことを傾聴といい単に相手の話を聞くだけでなく共感を伴わなければならないといわれていま

例えば患者さんと話しているときに「農業が原因で膝を悪くするのだからしばらく農業をやめなさいと言われた」と愚痴られることがあります。

この患者さんは農業を営んでおりその農業のせいで膝を悪くされて受診したわけですが

農業をこのまま続けたいために病院を受診したのに先生から農業をやめろと言われてしまったわけでへこんでしまっていました。

そもそも当たり前ですが農業をその期間だけやめるというのは不可能に近いです。

田んぼの場合だと水漏れがないか、畔や土手の除草等小さなメンテナンスはカメムシやアブラムシが集まってこないようにするために必要な作業です

それを放置してしまうと自分の土地だけではなく隣の土地の作物にも悪影響を及ぼします。

そういった背景があるために簡単にはやめることができないのです。

それを一言悪くなるからやめなさいと言われてしまうとこの人は私の何をわかっているのだろうかと思って不信感しか抱かれないのは当然のことだと思います。

正直先生も忙しく1人の患者にさける時間がないというのももちろん理解できます。

それに長い目で見れば今後ずっと農業を続けるには、今この瞬間いったん負担になることをやめて治療に専念しなければならないことも理解できます。

しかしその意図は患者さんには伝わっていません。

このミスマッチにより相手からの理解も得られなくなるし自分の伝えたいことも伝わらないのです。

自分を理解してもらう前に相手を理解する

このようにお互いの価値観が異なることから話し合いが上手くいかなくなることはよくあります。

そもそもお互いに価値観が違うことを認識していないということも原因だったりします。

投資資金を増やすために家計を一緒にしない?と提案すると

そんな危ないことしたくない!!と言われることでしょう。

ただすぐにそれは違うというべきではないのです。

なぜ危ないと考えているからなのかを理解してあげようとする姿勢を見せるべきなのです。

同意しかしない相手はいらない

逆に考えてみてほしいのが自分が提案したことに対してすべてはいとしか返事しない人はあなたにとって必要なのでしょうか?

あなたの選択に同意しかしない人間はあなた自身を成長させてくれるでしょうか?

自分の価値観を広げるにはあなたの考えにいいえという人の声に耳を傾けることでしかできません

私は妻と接する時だけでなく職場や自分に関わる人間とは必ずこの考えのもとに会話をしています。

そういう風に相手の考えやバックグランドを理解しようという姿勢を見せるとおのずと自分の意見にも耳を傾けてくれるようになるのです。

投資元本を増やそうとした時にまず障害になりやすいのが家族です

しっかりと自分が投資をする理由を明確に説明できる準備をしておきましょう

そして相手に投資元本を増やしたいと相談した時、否定されたら相手の考えに耳を傾けましょう

そしてそれを正しく理解してあげるだけで自分の話も聞いてくれるようになります

最初は上手く理解できず、こういうこと?って聞いても違うんだと言われるかもしてません

しかし焦らずに、しっかり話し合いを深めましょう。

こんなふうに深く相手の考えに耳を傾けることができるのは夫婦という間柄だけだと思っています。

なので何回も間違った理解をしても違うと言って貰えばいいと思います。

それで関係が崩れることはないですし相手もあなたにどのように話せば理解してくれるだろうかと考えてくれるからです。

この繰り返しで夫婦の価値観は広がっていきより良好な関係を築くことができると私は信じています。

まとめ

まとめ
  • 投資元本が多いほど利回りが少なくても利益が大きくなる
  • 共働きの場合は家計を一元化したほうが投資元本を増やせる
  • 自分の考えを伝える前に相手の考えに耳を傾けて理解しよう
  • 自分の考えを上手く伝えられるように投資の目的を具体的にしておこう
  • 夫婦仲が良ければ投資は上手くいきやすい

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