前回のおさらいで
- ジュニアNISA制度は1年で80万円を上限に2023年まで投資することができる
- 2023年以降は子供が20歳になるまで継続管理勘定という口座に移管される
- その間に解約した投資信託や株式売却して得られた利益には課税されない
- このため資金拘束なく資金を運用することができるようになった
これらから2020年現在から始めたとして2023年までの4年間の間に320万円を投資することができます。そのあと子供が20歳になるまで長期保有を前提としたときどのように投資するのがよいか考えてみましょう。
目次
個別株に投資する場合
個別銘柄に投資する場合から考えてみましょう。
個別銘柄に投資する場合は私個人としての考えは高配当銘柄に投資したいと考えます。
毎年利回りの高い銘柄に投資することで配当金が受け取ることができなおかつ非課税メリットを大きく享受することができます。
配当狙いというのは基本的に目先の株価の変動をそこまで気にしないのでとにかく配当金が安定してもらえる銘柄に投資したいところです。
楽天証券での取引ですと基本的に日本の株式市場でしか個別株は購入できません。
しかも購入単元が100株単位なので1年間で80万円までの資金ではどうしても複数の会社の株を買って分散させるにもたくさんの分散はかけられません。
なおさら高配当株の株式会社は基本的に成熟企業であり100株での購入単価が高すぎてそれしか買う事ができなくなってしまいます。
これらのことから個別株は基本リスキーで投資には不向きだと思っています。
それでもあえて検討するならばブリヂストンなんかはいいのかなぁと思います。
現在の配当利回りは4.55%(2020年6/19現在)で株価は3509円です
過去10年の値動きを見ても右肩上がりなのでこのまま成長してくれるのかなと思いたいですね。
毎年同じ価格で200株購入したとすると4年間で2,807,200円分の株式を保有し
毎年127,727円の配当金が受け取れる事になります。だいたい月1万円分くらいですね。
それが15年経ったら子供が20歳になったとすると配当金だけで1,915,905円になります。
元本と合わせると4,723,105円となりかなりのリータンを得る事ができました。
あくまで15年間配当金も株価も変わらない前提の計算なので皮算用ではありますが夢は確かにありますね。
投資信託で積立する場合
個別は分散しにくい以上投資信託で分散して積立するのがいいのではないか?
もちろんそう考え今度は投資信託での積立を考えてみましょう。
実はこれもちょっと問題があり、投資信託で確実にリターンを得るために必要な年数は少なくとも15年はいると私は考えています。
そのため投資期間があと4年しかないため積立自体が不向きなのです。
4年間で最大320万円の積立を行ったらあとは、新たに購入はできないので
毎日の価格変動を見ながら子供が20歳になるまでにプラスになるタイミングで売却しなければなりません。
それは投資を本業としていない以上精神衛生的によくないと考えられますね。
基本的にずっと右肩上がりのS&P500の株価指数に対応したeMAXISシリーズに投資しとけばいいとは思ってはいますが
さすがに投資期間が最初の4年だけとなると人に薦めるにはリスキーなのかなと思います。
自身の選択
いろいろ考えた結果楽天証券で運用する以上私が考えた最適解はやはり投資信託でした
選んだ商品は楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)と楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(楽天VYM)にしました。
これを半分ずつ4年間かけて積立てを行い。あとはずっと保有していこうと思っています。
楽天VTIとはアメリカの資産運用会社バンガードが出している上場投資信託商品VTIを
楽天証券が代わりに買ってくれるという商品でこのVTIという投資信託商品はアメリカの上場企業約4300社に分散投資を行っています。
幅広いリスク分散を行いつつ過去の値動きを見ても右肩上がりのものですので比較的安全なのではないかと考えています。
また楽天VYMは同様にバンガード社が運用する上場投資信託商品で高配当株式銘柄約400社に分散を行っているVYMに投資する投資信託商品です。
本来のVYMは配当利回りが約4%とかなり配当利回りが高く配当金生活をしたい投資家たちに人気がありますが楽天証券を挟んで購入する楽天VYMには配当金がありません。
実際には楽天証券に配当金が支払われてしまうのですが、この時の配当金は自動的にまたVYMの購入資金に充てられます。
つまり最初の投資期間が4年間しかなくてもその後保有し続けるだけで
間接的に支払われている配当金を再投資している事になり長期の運用効果が見込めるのではないかと考えました。
このように私は今後の値上がりの期待のものと配当金を再投資してもらうことで実質的に積立効果を狙ったものとの2種類の投資の方法でリスクを分散しました。
これが正解というものではないのですが自分なりにはリスク分散を狙ったやり方なのでぜひ参考にていただけると幸いです。
今回はこれにて以上です。突然出てきたVTIとVYMに困惑したかもしれません
これについてはまた別の記事でしっかりと解説していきたいと思っていますのでよろしくお願いします。