株式を保有することで得られる利益は2種類ありキャピタルゲインとインカムゲインと言います
キャピタルゲインとインカムゲイン。今回はこの言葉の解説とそれに関わる銘柄を解説していきます。
目次
キャピタルゲインとは
キャピタルゲインとは購入した株式の価格より売却した時の株価が大きかった時に発生する差益のことを指します。よく含み益とも呼ばれています。
キャピタルゲインのメリットはインカムゲインよりも利回りが大きくなりやすいことです。
よくいる秒速で100万円の売り上げ!!デイトレーダー!!なんとか言ってる人はキャピタルゲインで儲けています。
ただし値動きの幅が大きいためにマイナスになるときもダメージが大きくなる可能性もあります。
なので基本的に安定的に資産を増やすことを考えるとデイトレはおすすめしません。
インカムゲインとは
インカムゲインとは株式や債権のように保有しているだけで定期的に得られる収入のことを言います。
インカムゲインのメリットは株価変動よりも変動の幅が少ないのでインカムゲインよりも安定的に収入を得られます。
このためインカムゲインを利用して年金のように定期的に収入を得て生活するような投資家も存在します。
一方で変動が少ない分得られる収入も少ないというデメリットがあります。
例えば高配当銘柄であるオリックスという会社は配当利回りが5.5%です。
これは例えば100万円分の株式を持っていると年間で5万5千円の配当金を受け取ることができます。
実際は約2割の税金が引かれるので4万4千くらいにはなってしまいますので実質の利回りは4.4%くらいになります。
このようにインカムゲインで生活をしようとすると非常に莫大な資産が必要になるわけです。
これらが株式投資で得られる2つの利益になります。
では私がこのブログでおすすめしているS&P500の投資信託商品はどのような利益が出ているのか説明していきましょう。
eMAXISslim S&P500の場合
eMAXISslim S&P500を購入して利益が出ている場合どのような利益なのか解説します。
S&P500に含まれる会社には配当金を出している会社とそうでない会社とが混在しています。
有名どころですとAmazonなんかは配当金は一切出しておらず利益の全てを自社の発展のために再投資しています。
企業価値を高めるために自社に投資しているという考え方ですね。
このためAmazon単体の株を買うというのは純粋なキャピタルゲインを得られることになります。
一方でマイクロソフトは約2%の配当利回りがあり、S&P500の銘柄には数多くの配当金を出している銘柄が存在しています。
つまりS&P500に投資をしていればキャピタルゲインとインカムゲイン両方を受け取ることができるはずです。
しかし投資信託商品をもっていても配当金は入ってきていません。
これはなぜなのでしょうか。
配当金は再投資されている
実は配当金は運用を実際に行っているマザーファンドに支払われています。
じゃあこの配当金は手数料として取られているのかといったらそうではありません。
その配当金でS&P500の銘柄を再購入しています。
つまり配当金を再投資に勝手に利用してもらっているわけですね
そもそもこの投資信託の評価基準価格自体が配当金を再投資したことも含めての評価価格になっているので実質は配当金を受け取っていることになっているのです。
くすねられていなくて安心ですね。
そしてこの基準価格が上昇すればキャピタルゲインも得られるようになるわけですから
投資信託商品はキャピタルゲインもインカムゲインも実質的には受け取っていることになっていますね。
まとめ
株価の値上がりによる利益をキャピタルゲインという
株式の保有にる配当益をインカムゲインという
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は配当金が自動的に再投資されており実質的にはキャピタルゲインとインカムゲインを享受できることになる
おおくの株式銘柄を含むインデックスファンドは基本的にこのように運用されています
一方で毎月配当型といって配当金が分配される商品もありますが基本的に手数料が高かったりそもそも配当金じゃなく総資産から一部解約して支払っているだけというほぼボッタクリに近いものもあるので注意が必要です