【第49回】ユダヤ人から学ぶ金融教育

今回は資産運用を行なっていく上でかなり重要な価値観を学べる書籍を紹介したいと思います。

あくまで概念的なお話で具体的なテクニカルな話ではありませんが資産運用における非常に重要なマインドが学べる内容になっています。

「ユダヤ人」の成功哲学 タルムード金言集

石角完爾著の「ユダヤ人」の成功哲学 タルムード金言集を紹介します。この方はユダヤ教に改宗し、夫婦で正式なユダヤ人と認められた元日本人です。

この書籍はユダヤ人が信仰しているユダヤ教の聖書である「タルムード」の内容を日本語に訳したものであり、タルムードに示された内容が現代社会ではこのように役に立つよと筆者の視点で書かれています。

ユダヤ人とは

ではまずユダヤ人とは一体どんな人たちなのか言うと、自国の土地をもたず他国にわたり旅をしてきた民族で現在は欧米に多くのユダヤ人が生活をしています。

キリスト教文化圏では差別的な意味を持つ「ユダヤ」という言葉が当てられたように歴史的にかなり迫害を受けた民族でもあります。

有名なのはドイツ軍によるアウシュヴィッツ収容所に多くのユダヤ人が収容され虐殺されたというものがあると思います。

たしか私が学校で習ったのはユダヤ人は優秀だから恐怖の対象とされて迫害されたと聞いたような気がします。(間違ってたらすみません。)

アウシュビッツ収容所 Wikipediaからの引用

ただ実際にユダヤ人というのは1500万人という比較的少数民族でありながらノーベル賞受賞者やForbesの長者番付には必ずといっていいほど名を連ねるほど優秀な人が多い印象を受けます。

例えば哲学者のフロイト、物理学者のアインシュタイン、コンピュータを開発したノイマン。

現在活躍している人では映画監督のスティーブンスピルバーグ、Facebookの創始者マークザッカーバーグ、Googleの元創業者のラリーペイジ等世界の誰もが知っている人たちはそう、皆ユダヤ人なのです。

ユダヤ人に成功者や億万長者が多い理由

これだけユダヤ人に成功者や億万長者が多い理由はタルムードというユダヤ教の聖書を子供の頃から親から読み聞かせられ教育を受けていることに他ならないと筆者は語ります。

このタルムードの内容は基本的に童話のようなお話がいくつもあり、その話の中から得られる教訓が何かを考える必要がある構成になっています。

ユダヤ人はこの訓練を幼少期から幾度となく親から繰り返しされることで自然とお金に対する考え方、社会での対人関係、様々な教養を身に付けることができたそうです。

ニワトリの卵をカゴに入れて運ぶときは一度に全部の卵を入れるのではなく数回に分けて運ぶものだ。

⇨ もし、落とした場合、全ての卵を失ってしまわないようにリスクを分散しなければならない。

タルムードから学ぶこと

この書籍を読み進めていくと本当にものの見方や考え方が変わってきます。筆者の視点の話を読むとかなり日本人の価値観や文化をディスった内容にもなっていますけどね(笑)

最後の方に教育に関わる説話が1番印象深かったのでこれだけは抜粋して紹介したいと思います。

母鳥と三羽のヒナ
 鳥の巣が大嵐に巻き込まれ、このままでは巣もろとも三羽のヒナも地上に落下してしまう危険が迫っていた。母鳥は海を渡って安全な岸にヒナたちを避難させようと思った。

 しかし、大雨と強風の中一度に三羽のヒナは運べないので、母鳥は一羽ずつ運ぶことにした。

 まず、一羽のヒナをくわえて、母鳥は大雨大風の中を巣から飛び立った。海を渡っている途中で、母鳥はヒナに尋ねた。

 「子どもよ、お母さんは命がけでお前を助けようとしているが、お前はその代わりに何をしてくれるのかい?」

 「お母さん、こんな大嵐の中で、そんなこと考えている余裕はありません。とにかく私を安全なところに運んでくださいな」

 その答えを聞いた母鳥は、そのヒナをパッと海に落としてしまった。

 母鳥は巣に戻ると、次のヒナをくわえて、嵐の中を安全な対岸へと飛び立った。そしてまた母鳥はヒナに同じことを聞いた。するとそのヒナ鳥はこう答えた。

 「お母さん、まず私を安全なところに運んでください。そうすれば必ず私は毎日食物を運んで来て恩返しをしますから」

 それを聞いた母鳥は、そのヒナもパッと海に落としてしまった。

 母鳥は再び巣に戻ると、最後のヒナを口にくわえて、安全な対岸へと飛び立った。雨風の舞う海上を飛びながら、母鳥はが同じことを聞くと、そのヒナ鳥はこう答えた。

いったんここでストップです。話の流れからすると三羽目は安全な対岸にたどり着くことができるのですがその一言は皆さんはなんだと思いますか?一度考えてみてください。

答えを予想できたら続きを読んでみて下さい。

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