今回はお金の節約方法というよりお金の使い方に関する考え方の一例として自分の価値のお話させていただきます。
自分の価値を理解した上で自分の環境を見つめなおすと節約スキルにブーストがかかります。
ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
真の時間単価を計算する
私たちは通常会社で働いて給料をもらっています。
毎月月末になると1か月分の給料がもらえるわけですがその給料をもらうために毎月どれだけの時間を割いているのかを考えたことはありますか?
私の職場の場合ですと通常8:30分から17:00までが勤務時間ですが実際には勤務時間に間に合うように朝7時くらいに起きて準備をしています。
仕事をしていなければ朝7時に起きる必要がないことを考えるとこの時間は給料を稼ぐために自分が割いている時間ということができると私は考えています。
また、仕事が終わってから家に帰るまでの通勤時間も給料を稼ぐための時間と考えると勤務時間だけで自分の価値を自給換算で考えるのは少し違うと考えています。
真の時間単価 = 月の手取り÷{(朝の支度時間+勤務時間+通勤時間)×勤務日数}
真の時間単価はこのようにして計算し、自分の場合で当てはめてみると1時間当たりの単価は約1000円という金額になりました。ちなみに勤務時間には残業時間も含みます。
この時間単価の考え方が非常に重要になってきます。
時間単価を増やすには
言葉だけではわかりにくいので具体例で計算してみましょう。
- 月給30万
- 朝の支度時間30分
- 通勤時間往復1時間
- 勤務時間8時間
- 勤務日数20日
この人の時間単価は300,000÷{(0.5+8+1)×20}=1578円となり、この人は大体時間単価が1500円となるわけです。
この時間単価を増やすにはどうするべきか
通勤時間を短くする
例えば先の例だとすると通勤時間に1日1時間かけて20日勤務していると通勤時間に毎月3万円使っていることになります。
逆に言えば家賃を3万円上げても職場の近くに住んでも時間単価は変わらないという考え方ができるわけです。
有給休暇を取る
毎月定期的に有給を取ることで単純に分母が小さくなりますよね
月に1日取ることで9.5時間つまり14,250円分得することができます。
副業で収入を増やす
私の場合は農業で収入を増やして時間単価を上げています。
このように時間単価を意識するだけで物事の価値観も変わってくるかもしれません。
自分の行動はタダじゃない
自分の時間単価を把握するとお金の使い方においても意識が変わってきます
自分の行動にはお金がかかっている。そう思うことで私自身のお金の使い方が変わりました。
例えば家の掃除。私には小さい子供が2人いて毎日の食事の後には床に大量の食べこぼしや飲みこぼしが出るために拭き掃除をしなければなりません。
平日は朝晩の2回、土日は3回と結構な頻度で大体1回で10分近くの時間を取られます。
1年間で換算すると2020年は土日祝日が120日ありますので
120×3×10+245×2×10=8500分=約141時間を掃除に割いていることになります。
これを自分の時間単価で考えると14万1千円になるわけです。
それなら大体14万円以下のコストでお掃除ロボットを買えばこの時間を別のことに使えるのではないか?と考えるようになりました。
そこで家族で話し合った結果拭き掃除専用ロボットを購入することにしました。
それがアイロボット社が出しているブラーバジェット240です。だいたいアマゾンで価格が24,000円くらいで購入できました。
このお掃除ロボはフローリングを水拭きで掃除をしてくれるという非常に便利な家電です。
一応ウェットモード、ドライモードと2種類のモードがありますが私たちは水拭き目的で購入しているためドライモードは基本使用していません。
タンクに水を入れておくことでロボットの前方に水を噴射しその上を走るという感じで拭き掃除を自動的にやってくれる優れものです。
何より自分がしなくてもいいというのが大きいです。本来ならば14万円かかっていたものが2万4千円で済んでいるのですから非常に価値のある買い物をしたと思っています。
このように買い物をする際には自分がこれを買うことでどれくらい自分の時間が生まれるのかそれがいくら位の価値になるのかを計算するようになったのです。
単純に買いたいものの価格だけを見るのではなくそれが生み出す価値をも考えることでそれが自分にとって必要なものであるかどうかを判断することができるのです。
今回は掃除を例に挙げましたが他にも当てはまる例はいっぱいあると思います。
隣街のスーパーのほうが10円玉子が安いからと30分かけて行ってないですか?
100円均一は全部安いからいくら買ってもいいとか考えたりしてませんか?
きちんと自分の時間単価と買いたいものが生み出す価値を考えれていますか?
自分の行動はタダではないということを自覚してください。
このことに気付けるだけで自分の価値観というのが大きく変化すると思います。
これが私のお金の使い方に関する考え方です。
今回は自分の価値観を例にブラーバジェットを紹介しましたが、実際にこの商品自体、素晴らしく本当に床がピカピカになりました。
米粒のカピカピや麦茶の乾いたシミなんかがごっそり取れてほんとはこんな床だったんだと使用始めた時は夫婦で感動していました。